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環境ニュース[海外]

欧州議会の域内市場・消費者保護委員会、二輪車の安全・排ガス基準強化案を承認

大気環境 交通問題】 【掲載日】2011.12.22 【情報源】EU/2011.12.06 発表

 欧州議会の域内市場・消費者保護委員会(IMC)は、動力付き二輪車の欧州型式認可の共通システムに関する報告書を採択、これにより二輪車の安全性と環境性能を高める新規則案を承認した。
 委員会によると、モペット(原動機付き自転車)から大型オートバイまで、二輪車は燃料・排ガスとも少なく場所もとらないため、都市の渋滞緩和と大気汚染軽減に有効だが、一般の車両に比べ事故が多いという。
 新規則案には、環境性能をさらに向上するため、2016年1月1日よりモペットにもユーロ3規制(排ガス規制)を適用、大型オートバイには、より厳しいユーロ4およびユーロ5を2016年から、ユーロ6規制を2020年から適用すること、Lカテゴリー(オートバイ、スクーター、モペット、オフロードカー等を含む)の二輪、三輪、四輪車による大気汚染の調査、排ガス情報を示す車載故障診断装置(OBS)の段階的導入等が盛り込まれている。
 また安全性を高めるため、製造業者に対し排気量51ccを超える二輪車でのアンチロック・ブレーキ・システム(ABS)搭載、走行スピードを上げるための改造を防ぐ(それ以外の改造は妨げない)違法改造防止措置の導入、製造者の修理保守情報の開示義務、ライト点灯についての規則強化等を求める内容となっている。【欧州議会】

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