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環境ニュース[海外]

OECD、農業による水質汚染低減のための効果的な対策の必要性を指摘

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2012.03.27 【情報源】その他/2012.03.12 発表

 経済協力開発機構(OECD)は、過去10年間、OECD諸国において農業による水質汚染がほとんど改善していないという報告書を発表した。多くの地域では汚染物質の濃度が高いだけでなく、汚染源も拡大しており、測定や管理が困難になっている。またOECDと国連食糧農業機関FAO)による今後10年間の動向予測によれば、近年の農産物価格の上昇が集約的生産を助長する結果、水質汚染のリスクが高まるという。水質汚染に対する農業従事者の取組を支援するためにこれまで実施されてきた政策は、その目標を達成しておらず、農業における持続可能な水質管理を確保するには、一段と効果的な政策が必要である。報告書ではその対策として、現行水質基準等の遵守強化、農業による水質汚染軽減に向けた汚染者負担原則の導入、農業に関する現実的な水資源政策目標や基準の設定、水質改善のための各種政策オプションの費用対効果の評価等を提言している。【経済協力開発機構(OECD)】

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