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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、全米海域の8%が海洋保護区との分析結果を公表

自然環境 自然公園】 【掲載日】2012.06.01 【情報源】アメリカ/2012.05.16 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、同庁海洋保護区センターのオンラインMPA目録(MPA Inventory)の最新データに基づく分析結果を公表した。それによると、アメリカの海域全体の8%が海洋保護区(MPAs)に指定され、その85%で漁獲が許可されているという。同目録は、アメリカの海洋保護区1700カ所以上に関する最新情報を掲載しており、包括的なデータベースとしてアメリカ唯一のものだという。MPA目録のデータはMPAマッピングツールで見ることができる。マッピングツールは州や連邦が管理する全海洋保護区の特定区域、保護の目的、保護レベル等の情報を提供しており、これにより、保護区管理者の共有資源保護への協力意識の向上や、利用者の海域利用方法の周知を図るという。
 海洋保護区は、自然・文化的海洋資源を保護するための保全区域で、国立公園、国立野生生物保護区や、これに類する、州や市などの政府が管理する区域を含む。今回の分析で、アメリカではその3分の2以上が生物多様性生態系、保護種など自然遺産の価値を保護する目的で設置され、多くで漁獲、レクリエーション等の活動が許可されていることがわかった。目録の情報は2012年3月に更新された。【アメリカ海洋大気庁】

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