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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、セメント工場の汚染物質排出規制改定を提案

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2012.07.09 【情報源】アメリカ/2012.06.25 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、セメント製造業に対する2010年大気汚染物質排出基準の変更を提案すると発表した。この提案は、EPAが2010年に設けた排出基準に対し、業界のデータや裁判所裁定に基づき、粒子状物質(PM)の排出基準や連続モニタリング方法、基準の遵守期限等を変更するもので、EPAはこれにより、セメント生産により排出される水銀、粒子状物質などの大気汚染物質が大幅に削減されるとしている。業界に対しては、既存セメントキルン改善の実施期限を2013年9月から2015年9月まで延期して、改善実施までの時間を確保するなど、法令順守のための柔軟性を確保したものとなっており、新たなコスト削減になるという。非有害性の固形廃棄物を燃やすキルンには別の基準が適用されるため、今回提案される基準は適用されない。
 EPAは変更の提案に対する意見を、公示後30日間受け付ける。これに続き、必要に応じて公聴会を行った後、2012年12月には規則を正式に制定するとしている。【アメリカ環境保護庁】

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