EU　2012年欧州モビリティ・ウィークが開催。今年のテーマは、「正しい方向に向かって」

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2012.10.01 【情報源】EU／2012.09.17 発表

　今年で11回目となる欧州モビリティ・ウィークが、9月16日から22日まで、多数の自治体の参加のもと、開催されている。今年のテーマは、「正しい方向に向かって」。自治体における持続可能なモビリティのための計画策定、並びに市民や地域のステークホルダーの計画プロセスへの参加が重点となっている。市街地における自動車交通の増加により、多くの自治体では、渋滞や排気ガス、交通事故に対する野心的戦略が必要となっている。公共交通の利用では、低い家賃で生活しなければならない場合は職場までの移動時間が長くなるなど、社会的影響を持ち合わせている。経済界と市民社会の両者が密に協働することによって作成された持続可能なモビリティ計画は、自治体の経済力を強化し、その地域の生活の質を改善する。欧州モビリティ・ウィークは、多数の会議や討論の場などを通じて、自治体に対し、これらの計画を作成、改善する機会を提供している。さらに、欧州モビリティ・ウィークに参加した自治体に対して、欧州モビリティ・ウィーク賞への参加を呼びかけている。これは、今年のテーマに沿った革新的な活動や恒久的な対策を実施している自治体を表彰するもの。2011年のモビリティ・ウィーク賞は、カーフリー週末の設置や電気自動車の充電ステーションの開設、自転車道の拡張に取り組むボローニャ市が受賞した。【欧州委員会環境総局】