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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、ニューヨーク州スーパーファンド・サイトの浄化計画を決定

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2012.10.16 【情報源】アメリカ/2012.10.03 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、ニューヨーク州ホリーにあるスーパーファンド・サイト浄化計画を最終決定した。この浄化計画では、広範にわたって地下水汚染を引き起こしている6か所の土壌や地下水を、電極を利用して加熱し、汚染物質を気化させて回収・処理する予定である。この浄化計画についての説明会やパブリックコメントを経て最終決定に至った。
 この土地は化学薬品を製造していたDiaz Chemical社の跡地である。同社は化学混合物の放出事故の後、2003年に破産申請し、大量の化学薬品を残したまま、その施設を放棄。国民の健康に深刻な影響を与える可能性のある揮発性および半揮発性の有機化合物によって汚染されているその土地は、2004年にEPAによってスーパーファンド・リストに追加された。
 スーパーファンドとは、国内の有害廃棄物のある場所を調査し浄化するために、1980年に議会が設置した連邦政府の浄化プログラムである。このプログラムは、汚染者が浄化費用を負担するべきであるという原則に基づいて運営されており、汚染者が分からない、もしくは財政的に実行不可能な場合にのみ税金が投入される。【アメリカ環境保護庁】

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