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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、透水性舗装によるグリーンインフラを完成

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2012.12.06 【情報源】アメリカ/2012.11.20 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)が、マサチューセッツ州アーリントンで進めていたグリーンインフラが完成した。これは、EPAが地域住民や地方自治体と協力し、河川湖沼の水質保全を促進するパイロットプロジェクトのひとつで、アーリントンにある公園(Hurd Field)の駐車場に水を透過させる多孔性アスファルトで舗装を施すもの。隙間の多い素材を用いることで、雨水を地中に浸透させる。地中では、水質を低下させる栄養塩類や病原体などの汚染物質が自然にろ過されるため、雨水による汚染物質の近隣流域への流出を防ぐことができ、洪水による被害も緩和される。砂撒きや冬期の道路用の塩なども不要になるという。
 EPAとアーリントン町では、透水性舗装の効果を把握するため長期的な監視を行う。また、他の地方自治体や流域団体に対し、立地の選定から設計、アスファルト混合物の生産などのノウハウを伝えていく予定。今後はアスファルトが目詰まりしないよう保守管理や定期的な吸引が必要だという。【アメリカ環境保護庁】

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