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環境ニュース[海外]

国連環境計画、水銀に関する国際条約の条文案に各国が合意と発表

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2013.02.01 【情報源】国連/2013.01.19 発表

 国連環境計画(UNEP)は2013年1月19日、「水銀条約政府間交渉委員会第5回会合」(INC5)で水銀に関する国際条約の条文案が合意されたと発表した。ジュネーブで開かれた同委員会において140カ国以上の代表が議論を重ねた結果、合意に至ったもので、条約の名称については「水銀に関する水俣条約」に決定した。水銀やその化合物は、脳や神経系(特に若年者)、腎臓に障害をもたらす等、重篤な健康影響をもたらすが、この条約により、水銀を使用・排出する製品や製造プロセス等が規制されることになる。例えば、2020年までに、一部の電池や蛍光灯、体温計、血圧計などの水銀含有製品の製造、輸出入が禁止されるほか、世界でも最大の水銀汚染源とされる小規模金採掘(ASGM)や石炭火力発電所等については、新設の施設や発電所に排出削減のためのBAT(利用可能な最良の技術)が導入される。条約は2013年10月に日本で採択される予定である。【国連環境計画

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