一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

カナダ、五大湖持続可能性基金による五大湖浄化への2012年度資金拠出は総額337万500ドル、57プロジェクトと発表

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2013.04.04 【情報源】カナダ/2013.03.22 発表

 2013年3月22日、カナダのケント環境大臣は「五大湖懸念地域」に指定されている地域での浄化プロジェクトに対し、2012年度(2012〜13年)に「五大湖持続可能性基金」から拠出した金額は337万500ドルに上り、プロジェクト数は57であったと発表した。これにはナイアガラ川流域懸念地域に対する35万ドル強の拠出も含まれており、うち24万5000ドルはナイアガラ半島保全局による水質・生息地改善事業に対するものである。この事業では、河川への家畜侵入を防止するフェンスの設置、湿地や森林生息地の回復、栄養塩類の発生源や量、管理対策等を特定するための広範な水質モニタリングに向けたパートナーとの協力などに重点が置かれている。
 カナダ政府は2006年からすでに5億3800万ドルを投じて五大湖周辺の排水処理インフラの整備に取り組んでいるほか、有害な藻類繁茂への対策として1600万ドル、アジア産コイ類(Asian carp)の脅威から五大湖を守る事業にも1700万ドルを投じる等、五大湖の生態系がさらされているさまざまな問題に取り組んでいる。【カナダ環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース