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環境ニュース[海外]

EU 全主要自動車メーカーがCO2排出量の2012年目標値を達成

大気環境 交通問題】 【掲載日】2013.11.14 【情報源】EU/2013.10.31 発表

 欧州環境庁は、報告書「2012年における自動車産業のCO2排出量」を公表し、全ての主要自動車メーカー20社の販売自動車の平均CO2排出量は、2012年目標値を達成したものの、2015年以降の目標値を達成するためには、さらなる効率上昇が必要であることを明らかにした。報告書によると、EU域内で販売された自動車の1キロメートル走行時のCO2排出量の平均値は132.2gとなり、前年比で2.6%減少した。主要自動車メーカー20社では、この数字は130.4gになり、2015年の目標値(130g)の達成に近づいている。フィアット社の車両の平均排出量が最も低く(117g)、ルノー社、プジョー社、トヨタ社、シトロエン社も平均以下の排出量であった。一方で、ダイムラー社の車両の平均排出量は最大(143g)で、ボルボ社、マツダ車、韓国GM社の車両も同様に高かった。トヨタ社とルノー社の販売車両の10%以上が、排出量95g以下であった。全85社のうち74社が2012年の目標値を達成、主要自動車メーカー9社は、既に2015年の目標値を達成した。2011年から2012年にかけて排出量は削減したが、車両重量の平均値は1402kgに増加し、過去3年で最重量となった。EU域内で電気自動車のみを販売するメーカーは7社で、計20社がEU域内で電気自動車を販売している。欧州環境庁長官は、「EU域内での販売自動車の効率は、10年前と比較し20%以上改善され、今後の目標達成は確実である。一方で、欧州環境庁は、今後、エンジン技術の改善だけでなく、移動システムの移行も目指していく」とコメントした。報告書は、欧州環境庁ホームページ上でダウンロードが可能である。【欧州環境庁】

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