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環境ニュース[海外]

アメリカエネルギー省、国内の燃料電池の生産と普及は順調に進展と報告

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2014.01.09 【情報源】アメリカ/2013.12.19 発表

 アメリカエネルギー省は、アメリカの燃料電池・水素技術市場が順調に伸びていることを示す3つの報告書を発表した。これらによると、2012年には、世界の燃料電池産業の投資総額のほぼ80%がアメリカ企業において実施されるなど、アメリカが、燃料電池と水素の技術において、世界で最大かつ最速で成長する市場の一つになっているという。
 一つ目の、「2012年燃料電池技術市場」報告書は、フォークリフトなど資材運搬機器や熱電併給システムなどで、商用燃料電池の普及拡大が続いていると伝えている。アメリカの燃料電池の出荷は2008年の1000台から2012年にはほぼ5000台に増え、燃料電池を動力源とする資材運搬機器ではアメリカが2012年の世界最大の市場であった。
 二つ目は、国内各州の燃料電池への先進的な取組状況を取り上げた報告書で、特にカリフォルニア、コネチカット、ニューヨーク、オハイオ、サウスカロライナの各州が燃料電池と水素関連技術への支援を継続・拡大し、CO2排出削減とエネルギー効率化、雇用や新規事業の機会を増やしている。サンディエゴなど市町村レベルでも燃料電池産業のアメリカのリーダーシップを支えているという。
 三つ目は、燃料電池が商業的成功に至るまでの道筋を示す報告書で、エネルギー省は過去10年の研究開発を通じ、約40の新たな商業用技術を生み出し、今後3年から5年で商業規模に達するとみられる65の新技術を支援した。特許も450以上出願したという。【アメリカエネルギー省】

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