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環境ニュース[国内]

三菱重工、冷熱・環境の東洋製作所を完全子会社化、CO2回収など熱技術を活用

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2014.02.05 【情報源】企業/2014.01.31 発表

 三菱重工業は、冷熱・環境エンジニアリング大手の東洋製作所を完全子会社した。今後連携を強化して技術、生産、営業などの各部門で協業することで相乗効果を発揮し、冷熱事業の拡大を図る。同社が持つCO2回収などの熱利用技術を活用し、三菱重工のプラントの競争力を強くすると同時に、東洋製作所の事業規模を広げていく。
 東洋製作所は、三菱重工とニチレイの共同出資で1952年に設立され、冷熱、空調、環境設備などのシステム・機器の設計・製作・施工・保守サービスを実施してきた。高効率冷凍・冷蔵装置を開発し、低温・熱回収・自然冷媒分野の技術が評価されている。2005年の「愛・地球博」ではマンモス展示に自然冷媒を使った冷凍装置を納めた。
 これまでも三菱重工の持ち分法適用関連会社だったが、事業の加速を支援するため、株式公開買い付けを行って完全子会社にした。課題だった海外展開を三菱重工が持つ海外事業のノウハウで推進する。併せて、温暖化防止対策で必要になるプラントで発生する熱の活用に、東洋製作所の排熱回収・冷却技術によるCO2回収技術を生かす。
 空調事業に関しても、東洋製作所は三菱重工が扱っていない空調機の周辺機器の工事・サービスについて対応力があり、三菱重工の空調機サービスと合わせて事業を拡大する。重複するサービス業務は見直して省力化し、人員を需要開拓に充てて売り上げ増を目指す。両社は今後密接に連携し、経営資源を最大限に活用して効率的に事業を進める。【三菱重工業(株)】

提供:日経bp環境経営フォーラム(EMF)

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