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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、大学キャンパス雨水管理設計コンペティションの2013年度受賞者を発表

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2014.05.07 【情報源】アメリカ/2014.04.22 発表

 アメリカ環境保護庁は、全国の大学チームを対象とする2013年「キャンパス・レインワークス・チャレンジ」の受賞者を発表した。これは雨水による水質汚濁を緩和する革新的グリーンインフラの設計を競うコンテストで、2012年に創設された。
 大量の雨水は水質汚濁をもたらし、人の健康や環境を脅かすとともに下流での洪水発生の要因となっている。排水升や配水管など従来型の「グレー」インフラは、主に都市部の雨水を遠方へ運ぶ目的で設計されているが、グリーンインフラは、降雨地点で植生や土壌などを活用して雨水を管理する。自然のプロセスを人工的環境に取り入れることで、ヒートアイランド現象の緩和、大気質管理、快適な生活空間の提供などの機能もある。
 このコンテストは、全国の学生や教員らがこうしたグリーンインフラの原則や設計を学び、学際的協働を促し、キャンパスでの利用を拡大する機会である。今回は基本計画・現場設計の2部門を募集し、フロリダ・カンザス州立・ミシガン州立・ミシシッピ州立の4大学が受賞した。各チームは指導教官と協力して革新的グリーンインフラを設計し、雨水を降ったその場所で管理することがキャンパスと環境に利益をもたらすことを示したという。【アメリカ環境保護庁】

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