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環境ニュース[海外]

「2000年田園及び通行権法」の一部を施行 

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2001.01.30 発表

  田園地帯への国民のアクセス権を拡大するとともに、地域の環境を保全する「2000年田園及び通行権法(Countryside and Rights of Way Act 2000)」の一部が、1月30日から施行された。
 同法は、イギリスの40万5000haに及ぶ山々やヒース、登録共有地などを探索できるよう人々のアクセス権を保障するもの。なお、庭や耕地へのアクセス、自転車や自動車等によるアクセスは認められていない。政府は、2005年までにこれらの地域へのアクセス権を確保することとしており、田園庁(The Coutryside Agency)はアクセス可能な地域区分やアクセス方法を掲載したマップを作成する。また、土地所有者は通行しやすいよう道沿いの植木等を刈り込むこととされ、通行の障害となるようなものがあった場合には、個人が裁判所に対して、障害除去の命令を出すよう求めることが可能となった。
 その一方で、同法ではアクセス権と、土地所有者の権利や地域環境保全との調整を図り、土地管理上、安全上の理由、自然環境保全のために通行規制や通路の変更を行うことを認めている。
 また、地域の自然を保護するため、特定の保護地区(Sites of Special Scientific Interest等)の保全の強化、「地域アクセス検討会(local access forum)」の設置、野生生物に対する犯罪の取り締まりや罰則の強化なども盛り込まれている。【イギリス環境・運輸・地域省】

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