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環境ニュース[国内]

富士電機、PM2.5の主要成分を測定・分析する「エアロゾル複合分析計」を発売

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2015.06.15 【情報源】企業/2015.06.10 発表

 富士電機は、「エアロゾル浮遊粒子状物質)複合分析計」を6月10日に発売した。PM2.5(微小粒子状物質)の主要成分になっているブラックカーボン(元素状炭素)、硝酸塩、硫酸塩をリアルタイムに測定して分析する。これにより、PM2.5の実態解明や大気汚染防止につなげる。東京大学、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)と共同開発した。
 PM2.5は直径2.5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の粒子状物質で、人の健康に影響を与えることが懸念されている。大気汚染が深刻な中国だけでなく、日本でも社会問題になっていて、発生源や発生要因をより正確に分析することが求められている。エアロゾル複合分析計では、大気に含まれるエアロゾルの成分をリアルタイムに分析できる。
 エアロゾル複合分析計は、各種の分析手法を組み合わせた。粒子にレーザー光を照射した時に発生する散乱光から粒径、粒子数を測定する“光散乱法”、粒子にレーザー光を照射した際の白熱光からブラックカーボンを測定する“レーザー誘起白熱法”と、粒子を捕集して加熱気化した後にイオン化して硫酸塩、硝酸塩を測定する“質量分析法”を採用した。
 これらに微細加工技術を使った微小な電気機械システムを応用した粒子捕集技術で粒径、粒子数と、成分の質量濃度を同時に高精度で連続測定する。サンプリングから測定値の分析まで自動化し、15分周期で結果をモニターに表示する。一般的な手法と比べて成分分析時間を大幅に短縮した。大きさは高さ1740mm、幅640mm、奥行き828mmだ。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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