一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三井物産、非遺伝子組み換え穀物専門集荷会社に出資、使用食品の需要増に対応

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.10.21 【情報源】企業/2015.10.19 発表

 三井物産は、米国の非遺伝子組み換え穀物専門の集荷会社、ブルーグラス(オハイオ州)に出資した。株式の100%を保有する同社CEO(最高経営責任者)から、米国法人の米国三井物産を通じ、株式の50%を取得した。三井物産のネットワークを活用し、非遺伝子組み換え穀物を使用した食品の需要増に対応する。
 ブルーグラスは1988年の創業で、大豆、コーンを中心に非遺伝子組み換え穀物だけを専門に扱っている。集荷と同時に販売・輸出も手掛ける。2014年9月期の売上高は約3400万ドル(約40億円)だった。独自に開発した種子を提携農家に提供し、収穫時には提携農家から集荷して選別・包装したうえで高付加価値商品として販売する。
 非遺伝子組み換え穀物は日本をはじめアジアで安定した需要があるうえ、近年は米国を中心に高付加価値志向のスーパーや外食チェーンで扱いが急増している。ベビーフードの原料にも使われ始め、需要の伸びが見込まれる。ブルーグラスと三井物産は約10年間のパートナーで、出資によって関係を深める。
 三井物産は、日本での非遺伝子組み換え大豆の取り扱いシェアがグループ全体でトップクラスを誇り、ブルーグラスの日本向け商品の4割以上を扱ってきた。出資を通し、これまでに蓄積した知見や顧客基盤を生かして使用食品の需要に応えるとともに、高品質な非遺伝子組み換え穀物を確保して安定供給を図る。【三井物産(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク