愛知県、生物多様性保全へ海外と協力　広域自治体連合立ち上げ

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.10.13 【情報源】地方自治体／2016.08.02 発表

　愛知県は、生物多様性保全に関する国際目標「愛知目標」の達成に向け、生物多様性保全に積極的に取り組む海外の自治体と「広域自治体連合」を立ち上げた。連合フォーラムの開催や国際自治体会議への参加、共同声明の発表などを行う。

　広域自治体連合の構成メンバーは、愛知県、サンパウロ州（ブラジル）、オンタリオ州（カナダ）、ケベック州（同）、カタルーニャ州（スペイン）、メキシコ州政府連合。そのほか、オーベルニュ・ローヌ・アルプ州（フランス）も参加に向け調整中という。

　今後は、ウェブ会議などで連合メンバーと意見交換を重ね、12月にメキシコ・カンクンで開催される生物多様性条約第13回締約国会議（COP13）で、生物多様性保全の活性化を促すための共同声明を発表する。

　大村秀章知事は「こうした取り組みを世界に発信することにより、COP10の開催地として愛知目標の達成に貢献していきたい」と話している。【愛知県】