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環境ニュース[海外]

世界資源研究所など、先住民の土地が気候変動緩和で果たす役割を示す地図を公開

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2018.01.17 【情報源】研究機関/2017.12.20 発表

 世界資源研究所(WRI)などが運営する、先住民の土地の地図を公開するグローバルプラットフォーム「ランドマーク」は、先住民の土地が森林保護と気候変動緩和で果たす役割を示すデータを公表した。先住民の土地を保護することは、CO2排出削減に寄与するという。アマゾン地域では、先住民が所有権を持つ土地は他の土地に比べ森林減少率が2分の1〜3分の1であることが明らかになっている。ブラジルの先住民の領土イガラペー・リベイランでは、2001年から2015年の森林減少面積は739ヘクタール(全森林被覆の2%未満)と、9万ヘクタール以上減少した隣接地域よりも減少が著しく小さかったという。WRIなどは、先住民の土地を示す地図上に、地上炭素密度、土壌炭素、土地被覆、樹木被覆、ダム開発プロジェクト、自然資源コンセッションに関する最新データを重ね、特定の先住民の土地の炭素貯蔵量を算出したり、森林減少やダム開発などの脅威を特定したりできるようにした。これにより、環境上の便益を考慮した土地所有権の保護を促進する。【世界資源研究所

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