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環境ニュース[海外]

フランス、再生可能エネルギー推進のためメタン化作業部会を起ち上げ

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.02.19 【情報源】フランス/2018.02.01 発表

 フランス環境連帯移行省は、再生可能エネルギーの拡大に向け、メタン化産業の発展を加速するための作業部会を設置し、このほど初回会合を開催した。作業部会は、事業者連盟、電気やガスの供給ネットワーク管理者、銀行、行政、議員、環境保護団体などの代表者で構成されている。目標として公的支援措置の強化(買取価格、入札など)、資金調達への協力、規制の簡素化、ガス供給網へのメタンガス施設の接続、自動車用バイオ天然ガスとしての利用に関する調査などを軸に具体的施策を特定し、メタン化プロジェクトの形成を促進する。今後5つの技術小委員会がそれぞれの案を検討し、これらを基に作業部会が施策案をまとめる。
 メタン化は微生物による有機物の分解を利用する技術で、分解によって生成されるメタンガスを燃焼させて熱や電気エネルギーに転換するほか、ガスのままガス配管ネットワークに送ることもできる。フランスには現在、410のメタン化施設がある。2017年にはメタン化施設による発電の能力は14%増え、天然ガスの配管網に送られたバイオメタンの量は倍増した。作業部会はこれをさらに発展させるねらいがある。【フランス環境連帯移行省】

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