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環境ニュース[海外]

有害廃棄物に関する検討会 有害廃棄物削減目標について検討

ごみ・リサイクル その他(ごみ・リサイクル)】 【掲載日】2002.12.24 【情報源】イギリス/2002.12.04 発表

 12月4日、有害廃棄物の減少と安全管理に関する助言を行う検討会のメンバーが、マーガレット・ベケット環境大臣により発表された。この検討会の役割は、現行法制及び将来の法制に対する産業界の要求を考慮し、有害廃棄物の減少とリカバリーに関する目標を検討するとともに、各関連業界が一丸となって、有害廃棄物の減少と安全な管理に取り組む手段を提供することである。イギリスでは現在、イングランドとウェールズだけでも毎年500万トンもの有害廃棄物が生み出されている。有害廃棄物関連法制の大幅改正に対し、政府は有害廃棄物の減少と安全な管理を目指している。検討会のメンバーは、産業界、政府行政機関、地方自治体関係者、NGOなどから構成され、近いうちに最初の会合が行われる予定だ。検討会の主要目的は以下の通り。
−今後5年間にわたって達成すべき有害廃棄物の減少と環境に配慮した管理方法について、6ヶ月以内に助言。有害廃棄物減少に向けた政策に関するアドバイスや、実行のタイミング、削減目標などについて意見を提出する。
−有害廃棄物の発生を削減する方法及リカバリーする方法を見つけ出す。−現行法制及び将来の法制の影響について討議。政府や環境庁が廃棄物を排出する者や管理者に対して行うアドバイスやガイダンスの内容について助言。
−有害廃棄物の排出量や管理に関して、有益かつ最新の情報を提供して計画作りの基礎を提供するとともに、情報収集・分析内容の改善に必要な勧告を行う。
 ベケット環境大臣は、検討会では、有害廃棄物を排出する者や廃棄物管理会社についての問題をオープンに話し合ってほしいが、単なる討論の場にとどまらず、具体的な助言を打ち出してもらいたいと述べた。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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