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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、クリーンエネルギーへの転換とCO2排出削減に都市の役割が重要とする報告書を発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2021.08.12 【情報源】国際機関/2021.07.22 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、クリーンエネルギーへの転換とCO2排出削減に都市の役割が重要とする報告書「都市が拓く排出実質ゼロの未来」(Empowering Cities for a Net Zero Future)を発表した。現在、都市は、世界の経済生産の80%、エネルギー消費の3分の2、CO2排出量の70%を占める。人口は世界の50%以上で、2050年までに70%以上となる。都市のエネルギー需要は、世界のエネルギーと排出の動向を左右する。報告書は、40ヶ国100都市の事例を示し、IOT(モノのインターネット)の普及で得られるビッグデータと都市に集積する先端技術を利用した各種取組への積極的投資を勧告した。たとえば、世界の街灯3億2000万本の消費電力はドイツの年間消費電力に等しく、都市の電気料支出の65%を占める。街灯を周囲照度や気象に応じて効率的に使用することで、消費電力の80%を削減し、交通状況・騒音大気汚染モニタリング電気自動車の充電、携帯電話のインフラに役立つ。交通システムのスマート化で、渋滞のない安全・安価・確実な輸送を提供できるなど。
国際エネルギー機関

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