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環境ニュース[国内]

大成建設、環境配慮コンクリート「T-eConcrete®」をシールドトンネル全線に大量適用

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2022.03.02 【情報源】企業/2022.01.19 発表

 大成建設株式会社は、シールドトンネル下部に設置するプレキャストインバートおよび歩床部材に環境配慮コンクリート「T-eConcrete」セメント・ゼロ型をトンネル全線に渡り大量適用し、部材全体で53.8tのCO2排出量を削減した。

 同社が開発した「T-eConcrete」は、普通セメント(ポルトランドセメント)の代わりに産業副産物の高炉スラグやフライアッシュなどを混合して製造する環境に配慮したコンクリートとなる。また、同コンクリートは4種類のラインアップ(@建築基準法対応型、Aフライアッシュ活用型、Bセメント・ゼロ型、CCarbon-Recycle)を揃え、目的用途に応じた使用が可能。

 そして今回、同社は、東京電力パワーグリッド株式会社が発注する千葉印西エリア洞道新設工事(その2)において、シールドトンネル工法で施工される地中送電洞道のインバート部の部材に「T-eConcrete」セメント・ゼロ型を大量に適用した。
 同工事では、シールドトンネル(外径4.8m、延長3,790m)の全線に渡り、工場製作したプレキャストインバートブロック(12個)および歩床ブロック(1,432個)を設置する。インバートおよび歩床部材に使用した「T-eConcrete」セメント・ゼロ型は、従来のコンクリートに比べ材料製造時のCO2排出量を8割程度削減でき、「T-eConcrete」の使用量(223m3)から算出されるCO2削減量は、インバートおよび歩床部材全体で53.8tになる。

 今回適用した「T-eConcrete」セメント・ゼロ型は、すでにシールドセグメントとしても適用実績があり、同工事のような大量使用にも安定した品質で材料を供給することが可能となる。
【大成建設株式会社】

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