一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ドイツ 内閣がエネルギー効率法案を可決

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2023.05.12 【情報源】ドイツ/2023.04.19 発表

ドイツ連邦内閣はエネルギー効率法案を可決した。これはEUエネルギー効率指令改正に伴いドイツが担う欧州目標を国内法に転換するもので、2030年の一次および最終エネルギー消費量の削減目標値と共に早期計画と投資確保の観点から2040年と2045年の目標値も定めている。これらは2027年に見直され、必要であれば調整される。
また、連邦政府と州政府には、2024年以降2030年までに年間45TWh(連邦政府)、5TWh(連邦州政府)分のエネルギー消費量の削減を実現する省エネルギー対策を講じることが義務づけられており、これらの対策は国家エネルギー・気候計画(NECP)にまとめEU委員会に提出される。
さらに、模範的機能を持つ公共部門やエネルギー消費量の多い企業を対象にエネルギー環境マネジメントシステムの導入が進められる。廃熱利用も進められ、生産工程で発生する廃熱の回避、回避が不可能な場合は利用することが義務付けられる。
新規のデータセンターには、エネルギー効率基準や空調の制限、廃熱回収への対応が求められ、既存のデータセンターには、電力使用の効率化や再生可能エネルギー電力の使用が求められる。
【ドイツ連邦経済気候保護省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース