国際エネルギー機関、第8回エネルギー効率に関する国際会議の成果を報告

【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2023.06.28 【情報源】国際機関／2023.06.09 発表

国際エネルギー機関（IEA）は、フランスのベルサイユで第8回エネルギー効率に関する国際会議を開催し、45ヶ国による閣僚宣言を採択したと報告した。エネルギーと気候に関連する諸課題への取組においてエネルギー効率化が極めて大きな役割を果たすことが再確認された。
閣僚宣言の主な内容は以下の通り。
・2030年までに年間のエネルギー効率改善率を現在の2.2％から4％超へと上げるという目標に向けた強力な政策や行動を支援する
・2023年ドバイ開催の気候変動会議（COP28）のすべての参加者に、パリ協定に沿ったエネルギー効率政策の実施の強化を求める
・公共部門にエネルギー効率改善と投資において民間を牽引するよう求める
・民間部門にデジタルソリューションなど技術革新と投資を通じた先導的行動を求める
・エネルギー貧困、クリーンな調理、ジェンダーの諸問題への取組が必要である
次回は新興国・途上国におけるエネルギー効率改善を中心にすえて、2024年にケニアのナイロビで開催される予定である。
【国際エネルギー機関】