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環境ニュース[海外]

「水銀に関する水俣条約」第5回締約国会議、水銀汚染防止へ向け成果をあげて閉会

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2023.11.21 【情報源】国連/2023.11.04 発表

国連環境計画UNEP)は、2023年10月30日〜11月3日にジュネーブで開催された「水銀に関する水俣条約」第5回締約国会議(COP5)が、水銀被害・汚染を防止するための決定21件を承認して閉会したと報告した。
COP5は、COP4(2021年)に続き、製造・輸出入を禁止する製品とその期限を示すリストである附属書Aを改正した。電池、スイッチ、継電器、直管蛍光灯、化粧品などについて製造・輸出入禁止の対象品目を拡大し、期限を明確にした。化粧品中の残留水銀は、2025年以降認めない。附属書Bも改正し、水銀含有触媒を使用するポリウレタン製造は、2025年に禁止する。歯科用アマルガムの要件を合意し、COP6で細部を検討することとした。また、水銀汚染廃棄物水銀濃度の基準を15mg/kgとした。
人力小規模金採掘(ASGM)での水銀使用の削減・廃絶など条約に基づく事業の実施における先住民参加の重要性を改めて強調、さらに各国の能力強化と実態調査により、水銀の供給源と取引を抑止する方針を掲げた。
国連環境計画

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