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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、世界の石炭需要は2023年をピークに2026年まで減少の見通しと発表

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2024.01.09 【情報源】国際機関/2023.12.15 発表

国際エネルギー機関(IEA)は石炭市場報告の2023年版で、世界の石炭需要は2023年にピークに達し2026年まで減少するとの見通しを示した。
これによると、2023年の世界の石炭需要は前年比1.4%増で初めて85億トンを超える見込み。
大部分の先進国で消費量は大幅に減少しているが(EU、アメリカは20%減)、新興国と途上国の需要は堅調で、電力需要増と水力発電量の減少を背景にインドは前年比8%増、中国は5%増となる。
しかし、再生可能エネルギー容量の大幅拡大により、現行の政策でも世界の石炭需要は2026年までに2023年と比べ2.3%減少する。
中国は今後3年間の再エネ容量拡大の大半を占め、現在の石炭需要は世界全体の半分超にのぼるが2024年には減少し2026年まで横ばいの見通し。

世界的な石炭需要減は歴史的転換点となり得るが、2026年にかけて世界の石炭消費量は80億トンをはるかに上回ると予想され、パリ協定の目標に一致するペースで排出を削減するには対策を強化する必要があるという。

国際エネルギー機関

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