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環境ニュース[海外]

欧州委員会 環境・健康に関する戦略を準備

健康・化学物質 公害予防/被害】 【掲載日】2003.04.15 【情報源】EU/2003.04.04 発表

 4月7日は世界保健デー(World Health Day)で、本年は「生活の将来像を描こう:子供のための健全な環境(Shape the future of Life: Healthy Environments for Children)」をテーマとしている。欧州委員会はこのテーマを強く支持している。
 欧州委員会は、間もなく、環境汚染に起因する疾病の問題に対処するため、詳細な行動計画を発表する予定である。
 アレルギー、ぜんそく、その他呼吸器系の疾患や発育障害、下痢などの疾病は、環境リスク要因と関連があるとされ、特に子供の間で増大している。世界保健機構によれば、70年代から90年代にかけて、ヨーロッパでは、子供のぜんそくが200%増加している。デヴィッド・バーン健康・消費者保護委員によれば、EUにおける疾病の20%は環境に関連があるかもしれないとされ、さらに両者の関係を調査しなければならないという。
 EUの「環境と健康に関する戦略」では、特に、環境有害物質にもっとも敏感な子供に焦点が当てられる予定である。この戦略は、環境要素と健康への悪影響との関係について、知見のギャップを埋めることを目的としている。このため、ヨーロッパ規模での調査、環境と健康を統合化したモニタリング、データ集積が重視される。環境や保健の分野で、地域、国家、国際といった多様なレベルの関係者の参加を促すことも目的となっている。【欧州委員会環境総局】

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