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環境ニュース[海外]

EPA 下水汚泥中のダイオキシン規制は不要と最終判断

健康・化学物質 ダイオキシン】 【掲載日】2003.11.04 【情報源】アメリカ/2003.10.17 発表

 EPAは10月17日、農地等で利用される下水汚泥について、中に含まれるダイオキシンを規制しないとする最終決定を行った。EPAは、外部によるピア・レビューを含む5年間の研究の後、ここから発生するダイオキシンは、人の健康または環境に重大なリスクを与えるものではないと判断した。
 理論上、曝露する機会が最も多いのは、農作物や家畜の飼料の栽培に、肥料として下水汚泥を利用し、これらの農作物や食肉を一生涯にわたり消費する者(農家の家族など)である。しかし、EPAの分析によれば、このようなグループであっても、新たながん患者の発生件数は毎年0.003人であり、また、70年間でも0.22人に留まる。よって、一般的な市民については、ダイオキシンを含む下水汚泥によって新たにがん患者が発生するリスクは極めて低い、と考えられる。【EPA】

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