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環境ニュース[海外]

野生生物や田園景観を守る農家を支援 新環境管理スキームがスタート

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2005.03.23 【情報源】イギリス/2005.03.03 発表

 イギリスのベケット環境大臣は、3月3日、環境保護に取り組む農家を支援する、新しい「環境管理スキーム」のスタートを歓迎した。
 この制度は、田園地帯における野生生物の保護、景観特性の強化、歴史的環境や天然資源の保護、市民のアクセスの促進などを目的としたもの。これまで、田園管理スキーム、環境特別地域スキーム及び有機農業スキームの下で実施されてきた、農家への補助事業を見直し、新たな制度に変えた。新制度の検討は、環境団体や農業団体と緊密に連携しながら進められた。新たな制度では、以下の3つの補助事業が実施される。
●入門レベル管理:農地周辺に細長い保全区域を残す、昆虫の住処を作る、生垣を維持管理するといった簡単な取組みに対し、1ヘクタール当たり年間最高30ポンド(6000円)の補助金を支給する。
●有機入門レベル管理:農地の全部あるいは一部を有機農法で管理する農家のための補助。1ヘクタール当たり年間最高60ポンド(1万2000円)を支給。
●ハイレベル管理:特に重要な地域、状況に対応した取組みを行う農家に対する補助。様々な管理オプションがある。
 環境管理スキームの実施に当たっては、現在の年間予算1億5000万ポンド(300億円)を、今後数年かけて2倍以上にしていく必要があると見込まれている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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