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環境ニュース[国内]

国連環境計画、農薬や農業用プラスチック由来の汚染に対処するイニシアチブを立ち上げ

水・土壌環境 地下水/土壌汚染】 【掲載日】2024.03.27 【情報源】/2024.03.12 発表

国連環境計画UNEP)は、化学農薬や農業用プラスチックに起因する汚染に対処するため、エクアドル、インド、ケニア、ラオス、フィリピン、ウルグアイ、ベトナムと共に、5ヶ年にわたる3億7,900万ドル規模のイニシアチブ「農薬削減・管理プログラム(FARM)」を立ち上げた。
極めて有害な農薬や管理が不適切な農業廃プラスチックが原因で残留性有機汚染物質(POPs)が排出され、人間の健康や環境に重大な危険が及んでいるが、一般的に化学農薬や農業用プラスチックは持続可能な代替資材よりも安価で、農家がより良い慣行を取り入れる動機付けに乏しい。
FARMは、政府や銀行から政策や資金面の支援を得られるようにして、農家が化学物質の含有量が少ない又はゼロの資材を使ってより良い農業慣行を取り入れていくことを目指す。これを通じ、有害な農薬5万1,000トン以上とプラスチック廃棄物2万トン以上の排出を防げるほか、3万5,000トンのCO2排出を回避でき、300万ヘクタール以上の土地を劣化から守ることができる見込みだという。

国連環境計画

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