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環境ニュース[国内]

ビスフェノールAに魚類に対する環境ホルモン作用 環境省検討会で報告

健康・化学物質 環境ホルモン】 【掲載日】2004.08.11 【情報源】環境省/2004.07.27 発表

平成16年7月27日に開催された、環境省の「内分泌攪乱化学物質問題検討会(座長:鈴木継美東京大学名誉教授)」の第1回会合で、環境省が実施している「環境ホルモン戦略計画SPEED’98」掲載の内分泌攪乱作用が疑われる物質に対する有害性評価のうち、(1)ビスフェノールAの哺乳類についての1世代試験結果と、p,p’−DDT、p,p’−DDDの哺乳類に対する試験結果、(2)ビスフェノールAについての魚類のフルライフサイクル試験(注1)結果と、ヘキサクロロベンゼン、β−ヘキサクロロシクロヘキサン、p,p’−DDT、o,p’−DDTの魚類を対象とした試験結果がまとめられた。
 哺乳類についての3物質の試験、魚類についてのヘキサクロロベンゼン、β−ヘキサクロロシクロヘキサン、p,p’−DDTの試験では明らかな内分泌攪乱作用は認められなかったが、ビスフェノールAとo,p’−DDTでは、魚類についての試験で肝臓中のビテロジェニン(卵黄タンパク前駆体)濃度・精巣卵出現率に統計学的に有意な高値が認められ、特にビスフェノールAについては「魚類に対する内分泌攪乱作用を持つことが推察される」と結論された。o,p’−DDTについては今後実施されるフルライフサイクル試験の結果を待って判断が下されることになる。
 また15、16年度の2年をかけ改訂作業が進められている「環境ホルモン戦略計画 SPEED’98」の見直し状況についても報告が行われ、改訂版には各物質の環境中での検出状況、野生生物への影響に関する実態調査、有害性評価の結果など、これまでの取組み、リスク評価リスクコミュニケーションの推進など、今後必要な取組みの方向性が示されることが確認された。

(注1)少なくとも2世代(約180日間)にわたり、化学物質を暴露する試験。【環境省】

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