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環境Q&A

硫酸ピッチって? 

登録日: 2003年08月12日 最終回答日:2004年09月06日 ごみ・リサイクル 産業廃棄物

No.3172 2003-08-12 15:33:17 うなぎパイ

不正軽油の副産物と理解していますが、ですから不法投棄が絶えないと理解しています。
軽油が正しく精製されれば発生するものではないのですか?それとも正しく精製されていても発生するならばどのように処理をしているのですか?硫酸ピッチに何かを添加して再利用などは試みられているのでしょうか?
又硫酸ピッチを扱うときに必要な許可や資格、関連法律など
教えていただければありがたいです。
質問ばかりでごめんなさい。

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No.7477 【A-5】

Re:硫酸ピッチって?

2004-09-06 03:56:01 NAT

以前に硫酸ピッチには2種類あり、不正軽油の副産物と正規な硫酸ピッチ? がある旨、回答しましたが、最近は事情が違うようです。

(社)全国産業廃棄物連合会の「INDUST」に「硫酸ピッチの不法投棄が続く理由」と題してここ3回ほど特集が組まれていますが、2004年8月号を読んでいますと、硫酸ピッチはもともと石油精製の過程や潤滑油の製造において硫酸を使用した結果、副次的に生成されていたが、現在は精製工程が変更されて生成しないように書かれており、今発生しているものは不正軽油生成由来のもののみのようです。

私自身が石油業界に確認した訳ではないので、確証はありませんが参考までに。

PS bacioさま、「硫酸ピッチはたとえば飛行機のジェットエンジンの燃えかすからも産出されます。」とのことですが、どういう仕組みなのでしょうか。もし分かるようであればこの場ででも教えて頂ければと思います。

回答に対するお礼・補足

NAT様、ご回答有難うございます。鳩サブレなりにも色々調べてみたのですが、「硫酸ピッチにある液体を混ぜ放置させた後に無害化されてバーゼル法にのとって海外へ路盤材として輸出を検討している会社もある」とのことでした。又何か情報がありましたら宜しくお願い致します。有難うございました。

No.6146 【A-4】

Re:硫酸ピッチって?

2004-06-03 14:36:59 captain

>不正軽油の副産物と理解していますが、ですから不法投棄が絶えないと理解しています。
>軽油が正しく精製されれば発生するものではないのですか?それとも正しく精製されていても発生するならばどのように処理をしているのですか?硫酸ピッチに何かを添加して再利用などは試みられているのでしょうか?
>又硫酸ピッチを扱うときに必要な許可や資格、関連法律など
>教えていただければありがたいです。
>質問ばかりでごめんなさい。
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色々と硫酸ピッチに関しては悲観的な方法論ばかりですが、特に本年4月1日の新法改定では「持ち出さず、持ち込まず、保有せず」非核三原則並の厳しい改定となり産廃としての処理費は高騰する兆し・・です。これまでの様な処理技術論では無く資格が問われていると考えます。前回答者の指摘される方法は、産廃処理では無く再資源化を意図し、弊社の持つ「工法特許」そのものです。
詳しいことをお知りになられたい場合は info@global-con.netまでメールください。

No.5898 【A-3】

硫酸ピッチのリサイクルは可能です

2004-05-17 11:22:31 bacio

私の知っている会社で硫酸ピッチの処理に関する特許を持っているところがあります。ある薬品と硫酸ピッチを混ぜることによって、硫酸ピッチをアルカリ性の砂にしてしまう技術です。アルカリ性の砂は雑草地帯に蒔いてしまえば、酸性の多い雨と混ざり中和されていきます。そのことを繰り返すと作物の育ちやすい土壌ができていきます。硫酸ピッチはたとえば飛行機のジェットエンジンの燃えかすからも産出されます。現在硫酸ピッチ問題という物が大変騒がれておりますが、何をおいても行政がそういった会社に対しなかなか中間処理の免許をおろさずにいることが一番の問題ではないでしょうか。処理できる技術のある会社は谷もたくさんあると思います。

回答に対するお礼・補足

bacioさん、ご回答ありがとうございます。
皆さんのお役に立てればと思い勉強中の身であります。
今後もご指導ください。

No.3219 【A-2】

Re:硫酸ピッチって?

2003-08-18 23:41:47 NAT

硫酸ピッチは大きく2種類に分けられるようです。
1つは「鳩サブレ」さんが書かれているとおり、不正軽油の副産物で、不正軽油の原料である灯油とA重油に識別剤として添加されているクマリンを除去するため、濃硫酸で洗浄した際に生じるものです。
もう1つは正規な硫酸ピッチ?として古くから存在するもので、原油から潤滑油を製造する過程あるいは廃油から潤滑油を再生する過程で生じるようです。

処理としては焼却処理ですが、硫酸分が多量に含まれているため、消石灰であらかじめ中和した後に焼却するようです。しかし、かなり処理施設に負担がかかるようです。

日報出版(株)の「月刊廃棄物」2003年6月号に上記の記事がありました。詳しくは同記事等をご参照下さい。

回答に対するお礼・補足

NAT様、ありがとうございます。
硫酸ピッチについて認識を深められました。
もっともっと勉強します。
ご回答ありがとうございました。

No.3196 【A-1】

Re:硫酸ピッチって?

2003-08-14 18:16:17 鳩サブレ

>不正軽油の副産物と理解していますが、ですから不法投棄が絶えないと理解しています。

お見込みのとおりと思います。

>軽油が正しく精製されれば発生するものではないのですか?

お見込みのとおりと思います。

硫酸ピッチに何かを添加して再利用などは試みられているのでしょうか?

廃油と硫酸の混合物ですから再利用の方法はないと思います。

>又硫酸ピッチを扱うときに必要な許可や資格、関連法律など

発生プロセスが違法な廃棄物を適正な価格で処分を委託する排出事業者など到底考えられませんので、ビジネスとしては成立しないと思います。新たに行うビジネスのとしてはお考えになるだけ時間の無駄と思います。
不法投棄の代執行受託ならビジネスとして成立するかもしれませんが、ほとんどを処理業界大手企業が行っているので、新規参入は簡単にはできないと思います。

回答に対するお礼・補足

鳩サブレ様、ありがとうございます。
仰せの通りでございます。
ご回答誠にありがとうございます。
今日から休み明け、勉強し直します。
ありがとうございました。

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