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環境Q&A

全窒素(吸光光度法)のブランクの異常値の理由について 

登録日: 2021年08月03日 最終回答日:2021年08月14日 水・土壌環境 水質汚濁

No.41865 2021-08-03 11:07:46 ZWlff2e 分析初心者

最近分析の仕事を始めた者です。

理系出身ではないのですが、諸事情により全窒素の分析担当になりました。
吸光光度法(k102 45.2)で排水の測定を行っていますが、初めての測定の時ブランクが1.8とかなり高くでました。
確認した所、塩酸を1+16ではなく1+500を加えていたことが分かりこれが原因との事ですが、なぜ塩酸が違うと数値が高く出るかの理屈?が分かりません。pHがキーだとは言われました。

化学は高校までしか学んでいない為、素人でもわかるようにご説明をお願いしたいです。

また、試料についても数値が高めでした。考えられる原因はありますでしょうか。
ちなみに分解瓶はガラス製で、蓋のパッキンは毎回確認しています。滅菌後に蓋を開ける際、プシュッと音がする時としない時があります。

宜しくお願いします。

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No.41872 【A-1】

Re:全窒素(吸光光度法)のブランクの異常値の理由について

2021-08-14 11:35:26 F4 (ZWl2d1d

 古い論文ですが、塩酸濃度上昇により吸光度が下がることが報告されています。
https://www.city.kawasaki.jp/300/cmsfiles/contents/0000015/15282/04-2-06.pdf

 機構はよく分からないそうですが、硫酸との比較では挙動が異なることから単純にpHの問題でも無いのかも知れません。濃度のレベルもだいぶ違う話ですが、ご参考まで。

回答に対するお礼・補足

大変遅くなりましたが、ご回答ありがとうございました。
初心者には奥が深そうで全て理解することは難しそうですが、読ませて頂きます。ありがとうございました。

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