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環境Q&A

環境緊急事態訓練について 

登録日: 2011年08月08日 最終回答日:2011年08月22日 環境一般 その他(環境一般)

No.37376 2011-08-08 16:06:23 ZWle124 sugita

こんにちは

例年と同じように弊社では緊急事態訓練の計画を立てる時期になりました。今までは毎年、当社にあるガソリンスタンドからのオイル漏れを対象としたものを行っていました。

ですが昨年、監査員の方より推奨事項として「オイル漏れ以外も行ってみてください」とのことを言われました。

皆様の会社ではどのような環境緊急事態の訓練をなされているのか教えてください。よろしくお願いします。

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No.37379 【A-1】

Re:環境緊急事態訓練について

2011-08-08 20:36:19 ぶらっくたいがぁ (ZWlc74f

ウチでは特に「環境緊急事態訓練」なるものはやっていません。参考にならず、すみません。
ところで、審査員から緊急事態訓練の計画と実施を推奨されたとのことですが、違和感があります。もしかしたらその審査員は、緊急事態への準備・対応(4.4.7)と教育訓練(4.4.2)を混同しているのかもしれません。
14001規格では緊急事態に対して、その備えと対応手順をレビューすることと「テスト」することを求めているのであって、「教育訓練」を求めているのではありません。「テスト」と「教育訓練」は別のもので、意図が違います。
オイル漏れとは、おそらく自然発生的なものを想定されているのだと思います。そうすると、吸着剤や中和剤など備品の点検及び発生時の対応作業の再吟味を行い、想定通りに緩和・除去できるかどうかを実験すればいいということです。要するに、事態の緩和と終息を確実にすることが目的なわけです。
一方、教育訓練(training)は、従事者が事故を起こさないために必要な力量を持っていない場合にそこまで引き上げることが目的です。しかし、ガソリンスタンドの従事者がオイル漏れしかねないような危なっかしい仕事ぶりのはずがないですし、自然発生した場合もテキパキと緩和・除去できるはずです。(普通に考えれば、それができない人を配置しているはずがない)
つまり、オイル漏れに対して毎年計画を立てて教育訓練を実施する必要はないということになります。こうした「緊急事態訓練」が本当に必要かどうかをよく検討して、もしただセレモニー的にやっているだけ(あるいは審査員に記録を見せるため)だとしたら、いっそ廃止をお考えになってはいかがでしょうか。「さあ今年はどうしよう」と悩まないですみますよ。

それからもう一つ。
審査員が「オイル漏れ以外も行ってみてください」と言ったとのことですが、具体的な提示はなかったのでしょうか?
だとすれば無責任な話です。外部の視点で何かリスクに気づいてそれを指摘するのならわかりますが、何もないのに何か考えてやれというのは審査員の力量を疑います。
何かに備える以上、それに応じたリソースを費やすわけですからリスクとリターンが明確になっている必要があります。逆に言えば、それがないのならやるべきではありません。
間違っても他社の事例を聞いて必要もないのに取り入れようとはお考えにならないことです。

回答に対するお礼・補足

回答ありがとうございます。
また、お礼が遅れてしまい申し訳ありませんでした。

当社では緊急事態=非定常としております。東日本大震災に代表とする地震や台風などでの設備破損による漏れを想定して毎年訓練しておりました。しかしながら『ほかにも設備があるでしょう。オイル漏れ以外もよく考えてみてください』とのことなのです。

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