陸域の利用拠点にはビジターセンターと小規模な船着場があり、ベイクルーズ、カヌー、シュノーケリング、釣りなどが可能である。ただし、海岸線はマングローブに覆われているため、シュノーケリングは近くの島やリーフまで行かなければ難しい。比較的公園職員の配置が充実していて、コンセッションのツアーにも公園局の職員が同行している。もっとも、職員が常駐しなければいけないような施設はビジターセンター1箇所程度なので、前出のエバーグレーズなどに比べれば管理にそれほど人手を要しないともいえる。
区域内の海域にはマナティーが生息しているが、ボートのスクリューによる殺傷や藻場などの生息地の減少などにより、その絶滅が危惧されているそうだ。その一方で、ボート業界、開発会社、海洋産業界などからは、マナティーの絶滅危惧動物としての位置付けを変更するよう州政府に対して強い要望が出されているなど、野生生物の保護には軋轢があるようだ。
なお、この公園は無料公園である。多くのヒスパニック系の家族連れが、のんびりとピクニックをしたり、釣り糸を垂れていたりしたのが印象に残った。