アメリカのトラック(トレーラー)はとにかく長い。並んで走行すると、車両間の空気が負圧になり、トラックの方に引っ張られる。並走しないためにはトラックに抜かれないようなペースを保つ必要があった。また、トラックにも上手い下手がある。走行速度が一定で、追い越しなどが安定しているトラックの後ろを走るように心がけた。
アメリカの自家用車の設計は日本車のそれとは大きく違うことがわかる。このポンティアックのモンタナはワンボックスタイプで、総排気量は3.6リッターの6気筒エンジンを積んでいる。アメリカではこのクラスとしては小さい方だろうが、日本の平均的なワンボックスより一回り大きい。相当な荷物を積んで長時間・長距離の運転をしてみてはじめて、アメリカの車の特徴が理解できる気がする。日本の街乗り中心で短距離を走行することが中心の使用環境とは相当異なる。かなり厳しく多様な気象条件の中を、比較的長距離移動するための移動手段なのだ。