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2020年中期目標 環境用語

作成日 | 2010.06.10  更新日 | 2012.05.30

2020年中期目標

ニセンニジュウネンチュウキモクヒョウ   【英】2020 climate goal / 2020 climate target  [同義]2020中期目標 

解説

2008-2012年の温室効果削減目標を掲げた京都議定書のあとの、いわゆる「ポスト京都」についてはUNFCCCの締約国総会(COP)の場で、2050年までの長期目標とともに中期目標として2020年までの削減目標を新たな議定書として定めようとする議論がなされてきている。

2009年9月に国連気候変動首脳会合にて当時の鳩山総理は、2020年までに温室効果ガスの排出を1990年比で25%(2005年比で30%)削減を目指すことを表明。削減量の計算方法は、省エネなど国内で行う努力による削減(真水)に加え、海外から購入する温室効果ガスの排出枠や、森林による吸収分も含む。しかし、日本の2020年中期目標は、「公平かつ実効性のある国際的な枠組構築と全ての参加国による意欲的な目標の合意」がなされることが前提条件となっており、さらに削減量のうち真水分をどれくらいにするかといった内訳は依然定まっていない。

なお、米国は2005年比で17%、EUは1990年比で20-30%の削減を2020年中期目標として掲げている。

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