一般財団法人環境イノベーション情報機構

環境用語 ネガティブエミッション技術

作成日 | 2018.11.13  更新日 | 2018.11.14

ネガティブエミッション技術

ネガティブエミッションギジュツ   【英】Negative Emissions Technologies  [略]NETs  [同義]負の排出技術 

解説

過去に排出され大気中に蓄積し、温室効果の最大要因物質とみなされる二酸化炭素(CO2)を回収・除去する技術のこと。

具体的には、バイオエネルギー利用によるCO2の回収貯留(BECCSと呼ぶ)や直接空気回収(DACと呼ぶ)、海洋吸収の促進、農耕方法の転換などが挙げられる。

パリ協定(2015年12月採択)では、今世紀後半に人為的な排出量と森林などによる吸収量を均衡させることを目指しているが、各国が提出した温室効果ガス削減目標が達成されたとしても、産業革命前からの気温上昇を2度未満に抑制するという全体目標の実現は困難と予想されている。

そこで、すでに大気中に存在するCO2を除去しようというネガティブエミッション技術の研究開発および精査が急務とも言えるが、技術面だけでなく社会的な制度・受容、ガバナンスなど課題は山積しており、現時点では具体化への道筋が見えているとは言い難い。(2018年5月作成)

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