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エコライフガイド

冷暖房にまつわるエコライフ(2)

冷暖房器具とエネルギーセービングな関係

一歩進んだ使い方

家庭の消費電力の約7.4%を占めるエアコン。最近は夏の期間のは24時間つけっぱなしにして熱中症対策をするなど、その使い方によって省エネ効果も大きく左右されることになります。

設定温度を適正温度にすれば、エネルギー削減につながるのはわかります。では、その効果は実際にどれくらいあるのでしょうか?

27℃から28℃に変更した場合、年間で30.2kWh節電、12.50kg-CO2削減になります。電気代も約700円節約になります。
※電力のCO2排出係数0.413kg-CO2/kWhで試算。電気代は、1kWh22.86円で試算。

カーテンや天井付近の空気を循環させて暖房効率を上げる

冷暖房するときには、いろんな工夫が楽しめます。ちょっとした工夫で、大きな効果を得られます。

カーテンで窓からの熱の出入りを防ぐと効果的!

昼間でもカーテンを閉めて日射を遮るとともに、冷房の冷気が逃げるのを防いでくれます。冬は室内の団旗を閉じ込めて、外の冷気が入るのを防ぎます。厚手のカーテンや床まで届く長いカーテンの他、断熱シートなどを使うのも効果的です。

フィルターの掃除はこまめに!

フィルターが目詰まりしているエアコンでは冷暖房の効果が下がります。
2週間に一度を目安にしたフィルター清掃によって、冷房時で約4%、暖房時で約6%の消費電力の削減になります。

室外機の吹き出し口に物を置くと、冷暖房の効果が低下します。
室外機は風通しのよいところに設置して、まわりをきちんと整理整頓しましょう。

扇風機やサーキュレーターを併用すれば、夏は風が体にあたると涼しく感じ、冬は暖まった空気を循環させることができます。
なお、冷えに慣れて汗をかかないでいると汗腺が退化して、体温調整機能が働かなくなってしまう危険があります。特に発育期の子どもにとっては大問題!
夏こそ適度に汗をかく生活を送ってください。

近年は、クールシェアの取り組みも全国各地に広がっています。
夏の暑い日、家の電気使用量の半分以上を占めるエアコン。家庭では、複数のエアコン使用をやめなるべく1部屋に集まる工夫をしたり、公園や図書館などの公共施設を利用することで涼をシェアするなど1人あたりのエアコン使用を見直すことが効果的です。

【コラム】ピークカットって何?

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