一般財団法人環境イノベーション情報機構
ドイツ、イギリスと共同で実施した両国の水素取引に関する研究結果を公表
【エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2025.05.09 【情報源】/2025.04.23 発表
ドイツ連邦経済気候保護省とイギリス・エネルギー安全保障・ネットゼロ省(DESNZ)は、両国の水素パートナーシップの枠組みで実施される水素取引のフィジビリティ・スタディの結果を公表した。この調査はArup社、ドイツエネルギー機関(dena)およびAdelphi社によって実施されたもので、パイプラインを基盤としたドイツとイギリス間の水素取引に必要なステップを示している。
調査対象には、政策的な枠組み、今後必要なインフラの要件、そして水素パイプラインの導入および運用に関する規制、技術、商業的措置が含まれており、北海を経由した将来的なドイツ・イギリス間の水素パイプラインに大きな可能性があることが確認された。
連邦経済気候保護省のニマーマン事務次官は、「両国は水素を気候中立なエネルギー供給の中心的要素と位置づけている。
この調査は、エネルギー集約型産業の脱炭素化における鍵となる国境を越えた水素取引の発展に向けた基盤を築くもの。」と述べた。
【ドイツ連邦経済気候保護省】