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環境ニュース[海外]

ドイツ、持続可能な宇宙利用実現に向けた調査結果を公表

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2026.01.09 【情報源】ドイツ/2025.12.18 発表

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、宇宙開発の地球への影響を分析し、持続可能な宇宙利用を実現するための対策を示したトレンド調査を公表した。
これは、急速に拡大する宇宙開発に伴う宇宙空間および地球上への環境リスクの増加を背景にしたもので、政策、経済、研究分野に向けた包括的な提言を提示している。

宇宙開発には民間事業者が活発に参入しており、転換期にある。
ドイツ連邦政府も、独立した省を設置することで、宇宙開発の国家的意義を強調している。
しかし、衛星数や宇宙観光ミッションの増加に伴い、CO2排出から宇宙ごみに至るまで、環境への影響も拡大している。

調査では、環境政策および持続可能性政策の原則を宇宙空間においても一貫して適用する必要性を挙げている。
さらに既存の規制を強化するとともに、宇宙空間を保護対象として国および国際レベルで、持続可能性戦略に統合する新たなガバナンス構造を確立するべきであるとしている。
また、義務的なライフサイクル評価、排出ゼロ燃料、リサイクル可能な設計、資源効率的な生産プロセスなどを通じて、技術的システムやインフラの持続可能性の確保が求められるとしている。
加えて、宇宙ごみへの持続可能な取り扱いも重点であり、新たな宇宙ごみの発生禁止、既存のごみの除去義務、ならびに研究および財政的インセンティブの提供が含まれている。

これまでの宇宙開発戦略では環境面の考慮が部分的であったが、今回の報告書では、将来の宇宙開発をより環境に配慮するための包括的な基盤を提供するとともに、宇宙空間を今後は独立した保護対象として扱う必要性を提起している。

【ドイツ連邦環境庁】

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