一般財団法人環境イノベーション情報機構
カドミウム摂取に関する疫学調査など、総合科学技術会議指定の2課題の研究計画策定
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2001.10.29 【情報源】文部科学省/2001.10.25 発表
文部科学省では、平成13年9月21日に総合科学技術会議本会議で、平成13年度科学技術振興調整費による緊急研究開発課題として、(1)カドミウムの国際食品基準に対応するための緊急調査研究、(2)牛海綿状脳症(BSE)診断法の標準化に関する緊急調査研究が指定されたことを受け、具体的な研究計画を取りまとめ、10月から研究に着手した。このうち、「カドミウムの国際食品基準に対応するための緊急調査研究」は全国10地点の1万人を対象とした大規模な尿中カドミウムの疫学調査や、より対象を絞ってのカドミウムの生涯にわたっての暴露量の疫学調査、カドミウム摂取による健康影響調査などを実施するもので、FAO/WHO合同食品添加物専門家会合(JECFA)に提出し、FAO/WHO合同食品規格委員会(コーデックス委員会)での食品中のカドミウム基準値の適正な設定の検討に役立てる予定。
また疫学調査研究の結果によっては、食品衛生法の米のカドミウム基準値を見直す可能性もある。食品衛生法基準値は、土壌汚染防止に基づく農用地土壌汚染対策地域の指定要件にも関係することから、環境保全にとっても重要な調査研究となる。
また、「BSE診断法の標準化に関する緊急調査研究」ではBSE診断法の実施条件の標準化と、と畜場での迅速検査法を開発する。【文部科学省】