ドイツ、連邦参議院が再生可能エネルギー指令（RED III）改正実行法案を承認

【環境行政 法令/条例/条約】 【掲載日】2025.08.01 【情報源】ドイツ／2025.07.11 発表

ドイツ連邦参議院は再生可能エネルギー指令（RED III）改正実行法案を承認した。
同法案はエネルギー転換の加速、経済と地方自治体に対し計画における安全性の確保、環境の利益を保つことを目的としたもので、ドイツ連邦環境・気候保護・自然保護・原子力安全省 （BMUKN）、ドイツ連邦経済・エネルギー省（BMWE）、ドイツ連邦住宅・都市開発・建設省（BMWSB）が法案策定に関与した。
2023年に改正されたEU再生可能エネルギー指令（RED II）を国内法に転換させ、連邦イミッション防止法と連邦水管理法の改正も実施する。

同法案では、建設法および地域計画法において規定される、陸上風力発電設備およびエネルギー貯蔵設備のための、いわゆる「加速地域」の指定が行われる。
これにより、これらの地域内のプロジェクトは、風力エネルギー用地法の規定に従い、簡素化・加速化された手続きで認可されることが可能になる。

さらに、風力、太陽光、地熱、ヒートポンプなど、すべての再生可能エネルギープロジェクトに対して、加速地域の外であっても、指令で定められた加速措置が、連邦イミッション防止法と連邦水管理法の改正により実施される。
同法案は公布と同時に即時施行される。

【ドイツ連邦経済・エネルギー省】