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環境ニュース[海外]

有機ごみ処理の基本原則を示す通達を発令

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2001.07.23 【情報源】フランス/2001.07.13 発表

 フランス農水大臣、環境国土整備大臣は、6月28日、県知事、パリ警視庁長官あてに有機ごみの処理に関する通達を行った。
 1999年4月26日付けのごみ処理に関するEU指令(1999/31/CE)では、処分場のごみ量と有機含有量の削減を強化することとされている。この指令は、遅くとも2017年までには、1995年に比較し、重量で35%の生分解ごみを削減することを目標にしている。
 今回の通達は、有機ごみの処理が、持続可能で生物学的にも意義のあるようなものとなるよう、基本的な理念と方策を示すもの。
 通達では、特に以下の3点を基本的なポイントとしてあげている。
1)自治体その他から出るコンポストから生産される土壌改良剤や有機肥料の質がまず第一であり、有機物質は、完璧に無害で、有効なものでなければならない(たとえば、環境エネルギー管理庁(L’ADEME)とフランス品質保証協会(L’AFAQ)は、堆肥のユニットににISO9000ISO14000の認証適用条件を準備)
2)各地域における、持続可能なごみ処理システムの中に、生物学的意義を組み込んでいく
3)計画の初期段階から、地方レベルでの普及啓発、情報、協議活動において、生物学的意義を組み込んでいく
【フランス環境・国土整備省】

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