中国 上海で初の新化学物質法執行状況検査を実施

【健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2007.03.12 【情報源】中国／2006.05.31 発表

　国家「新化学物質環境管理弁法」に従い、先日、上海市環境保護局は、固体廃棄物管理センター、徐匯・浦東新区環境保護部門を組織し、管轄区内の新化学物質環境法執行状況検査を実施した。これは2003年に国が同法を公布して以来、上海市で実施された初の法執行状況検査である。検査結果は次の通り。
　上海市2005年新化学物質は全て輸入で、現地での研究開発生産はない。2005年審査許可を受けた16種新化学物質のうち13種で実際に輸入され、輸入量は全て国家基準の範囲内で、1社が新化学物質移送記録保管制度を実施していない以外、残りは関連部門に移送報告を行っていた。申告済みの団体内部に内部監視規制管理制度が作られ、基礎帳簿はそろっている。新化学物質を使用する過程で、環境に異常現象は見つからなかった。
　1社が新化学物質を含む廃棄物を資格のない団体にリサイクルのため供与した以外、全て危険廃棄物管理要求に従い適切な処置を行っていた。申告不要の新化学物質抽出検査では、許可輸入量と使用範囲を超えたものや環境の異常現象は見つからなかった。【中国環境報】