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環境ニュース[海外]

イギリス バイオマスで気候変動対策 木質燃料推進戦略を発表

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2007.04.10 【情報源】イギリス/2007.03.28 発表

 イギリスのガードナー大臣(生物多様性担当)は、2020年までに年間200万トンの木材を木質燃料に利用することを目指す、「イングランド森林委員会 木質燃料戦略」を発表した。
 これにより、炭素排出量を年間40万トン削減することができる(自動車55万台分の炭素排出量に相当)。
 木質燃料により大気中に排出される炭素は、より多くの森林を育てることで吸収される。これは炭素排出量の減少だけでなく、再生利用エネルギーを生み出すことにつながる。また、木質燃料は、荒廃した森林の持続可能な管理を通して、生物多様性の保全に貢献し、地方経済を底上げすることになる。
 今回発表した戦略では、資本投資や技術的なアドバイスの提供、流通網へのサポート、さらに、およそ5万から8万人にのぼると推定されるイングランドの森林管理者との新たな連携方法の必要性に焦点を当てている。
 なお、ガードナー大臣は、3月28日、木質燃料の草分け的な取り組みが行われているブリストルを訪問した。ブレイズ養苗場のボイラーは、ブリストル公園の木を温室の暖房に活用しており、年間1万9000ポンド燃料費を節約し、気候変動対策に貢献している。【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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