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環境ニュース[海外]

中国 一部の重点流域で水環境が改善される

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2007.05.17 【情報源】中国/2005.08.01 発表

 国家環境保護総局は、先日、重点流域の属する省(自治区、直轄市)の関係者を集め、重点流域水質分析会議を開催した。海河・淮河・遼河・黄河・長江・太湖・巣湖・テン池・三峡ダム区及びその上流・南水北調東ラインの10の重点流域の水質、汚染物質排出状況について分析を行い、「十一五」(=第11次五ヵ年計画)の作業方針を示した。
 重点流域周辺の水質汚染防止対策として、国務院は2001〜2003年に太湖・三峡ダム区及びその上流・巣湖・淮河・遼河・海河・テン池・南水北調東ラインなど8重点流域の水質汚染防止「十五」(=第10次五ヵ年計画)計画を公布、実施した。「十五」で計画されたプロジェクトは2130件(南水北調は2007年までの重点建設事業260件)。会議報告では、現在までに全体の45%にあたる950件が完成、38%に当たる809件が建設中、残りの17%、371件が未着工。総事業費の42%、663億元が既に投じられた。
 「十五」以来、党中央、全国人民代表大会、国務院は重点流域の水質汚染防止事業に強い関心をもって来た。国務院の関係部門は、地方政府と協力し、重点流域「十五」計画の実行に努めてきた。重点流域の水質環境はある程度、一部の区域では顕著な改善が見られた。2005年上半期、七大水系の水質は中度の汚染レベル。I〜III類、IV〜V類、超V類の水質観測比率はそれぞれ41.1%、28.1%、30.8%であり、主な汚染物質はアンモニア窒素、油分、高マンガン酸塩指数などである。太湖・巣湖・テン池の有機汚染や富栄養化の水準は基本的に安定している。【中国環境報】

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