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環境ニュース[海外]

中国 北京董村でゴミ総合処理場が建設開始

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2007.05.29 【情報源】中国/2006.10.17 発表

 北京市で最大のゴミ総合処理場である董村ゴミ分類総合処理場が先日着工した。処理場完成後、同市の都市生活ゴミ資源化利用率は5%〜6%高まり、また北京・天津・塘沽電力網に3800万kWhを供給する。
 総事業費1.8419億元の董村総合処理場は通州区台湖鎮にあり、敷地面積23459k平方メートル、北京で最も先進的ゴミ総合処理施設である。同プロジェクトは建設部から2004年科学技術模範建設事業と評され、また2006年北京市建設重点プロジェクトに認められた。事業には、分別部分、乾式嫌気消化処理部分、湿式嫌気消化処理部分、オゾン処理部分からなり、完成後は、生活ゴミ450トン/日、食品ゴミ200トン/日を処理し、崇文区の全生活ゴミと一部朝陽区の生活ゴミを処理する。
 ゴミ処理場は最も先進的な嫌気消化技術を導入し、また日量6万立方メートル発生するメタンガスで4台5.6WMのタービンを回して年間3800万kWh発電し、北京天津塘沽の電力網に供給する。残渣は有機肥料の原料とする。董村総合分類ゴミ処理場は2007年末に操業開始し、その後、北京の都市生活ゴミ資源化利用率は5%〜6%高まる。
北京市市政管理委員会によると、第11次五ヶ年計画期間、北京では新規、改造、拡張する生活ゴミ施設が32、そのうち董村総合処理場と同レベルの近代的総合ゴミ処理場は9。ゴミ処理システムを整え、同市のゴミ焼却、堆肥化、埋め立て処理の割合を4:3:3にしていくという。【中国環境報】

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