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環境ニュース[海外]

コンゴ ゴリラの保護と住民の持続可能な生活に関するイニシアチブを発表

自然環境 自然公園】 【掲載日】2007.11.09 【情報源】国連/2007.10.26 発表

 ゴリラの最後の聖地であるコンゴ・ヴィルンガにおいて、ゴリラの保護と住民の持続可能な生活に関するイニシアチブが発表された。
 まずは早急に法的な保護措置をとることが必要とされ、多項目に亘る戦略では、紛争終結後の環境アセスメントの実施、国連コンゴ・ミッション(MONUC)にUNEPの専門スタッフを配属し、環境面でのサポートを行うことなどが提案されている。
 また、多くの難民が燃料を求めて森林を伐採せざるを得ない状況にあることから、持続可能なエネルギー源を供給すべく、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)やNGO(WWF、ケア・インターナショナル)の活動を支援していくこと、地元住民や地域で人道支援・安全保障・環境保護に関わっている人々が参加して、国立公園周辺地域で持続可能な生活を実現するためのフォーラムを設置することなどが盛り込まれている。この他にも、MONUCと国立公園レンジャーによる共同パトロール、コンゴ・ルワンダ・ウガンダ間での天然資源の違法取引の阻止に関する協力の推進といった活動も挙げられている。
 コンゴにはすでに27億ドルに及ぶ国際的な資金が投入され始めており、さらに50億ドルが追加される予定である。
 UNEPのシュタイナー事務局長は、ちょうど今が、経済・開発・環境のバランスをとるようコンゴ政府を支援する絶好の機会であるとして、UNEPも国連機関や民間団体と協力して取り組んでいくと述べた。【UNEP】

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