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環境ニュース[海外]

EPA メキシコ湾の低酸素ゾーン削減事業に補助 汚濁物質の排出量取引制度を活用

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2008.06.20 【情報源】アメリカ/2008.06.10 発表

 EPAは、メキシコ湾北部の低酸素ゾーンを削減するため、最大420万ドルの補助金を交付する計画を公表した。
 低酸素ゾーンは、水生生物が生存できないほど酸素が減少した水域で、メキシコ湾の場合は、オハイオ川、ミシシッピー川から流れ込む栄養分がその原因となっている。このため、EPAでは、特にこれらの流域から流れ込む窒素分を削減すべく、水質汚濁物質の排出量取引プログラムを活用する補助への申請を募集する。
 水質汚濁物質にキャップ・アンド・トレード制度を適用する市場ベースのアプローチは、低コストで汚濁物質を削減するのに役立ち、メキシコ湾の回復を早めることができる。汚濁物質の削減目標を設定し、排出源が目標達成のために排出枠を売買することを容認することで、早く、安く、簡単に水質基準を達成できると期待される。
 補助申請の締め切りは2008年9月9日。国の審査委員会の評価を経て、秋には交付先が発表される予定。【EPA】

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